配信者の心拍を、ファンの推し部屋と Discord に出す方法
スマートウォッチで測った心拍数を、配信の様子としてファンに見せたい活動者向けの記事です。ファンが見るのは「推し部屋の心拍モニター」と「Discord」の 2 か所で、配信者は Google Health を連携して、見せる範囲を決めます。機能の紹介は 心拍モニターの案内ページ にまとまっているので、ここでは手順と、止め方、つまずきやすい点を中心に書きます。
公開
心拍が届くまでと、使える機器・条件
心拍は、次の順番で届きます。時計で測る → スマホの Google Health アプリが時計と同期する → Google Health から推しログが受け取る → ファンの推し部屋や Discord に出る。途中にスマホの同期が入るので、画面に出る数字は「いま測った値」とは限りません。
そのため、画面は「LIVE」とは出さず、最新(2 分以内)/○分前時点/同期待ち/配信オフの 4 つで、最後に取れた値の新しさを伝えます。案内ページの目安では、スマホの Google Health アプリが同期していれば、おおむね数分〜15 分以内に反映されます。秒単位で心拍を中継する仕組みではありません。
使える機器
| 機器 | 状態 |
|---|---|
| Google Fitbit Air | 利用可能(画面なし。数字はスマホの Google Health アプリで確認) |
| Fitbit Inspire 3 | 利用可能 |
| Fitbit Charge 6 | 利用可能(ECG は Fitbit アプリ内の手動計測で、推しログへの ECG の連携は今後の検討です) |
| Apple Watch・Pixel Watch などの Wear OS 端末 | 対応検討中 |
| Garmin | 対応予定なし |
連携のしかたは対応 3 機種とも同じです。スマートフォンのカメラだけでの簡易計測は対象外です。
誰に何が必要か
| 立場 | 必要なもの |
|---|---|
| 配信する人 | 推しログのアカウント。クリエイター認証済みで、プレミアム。心拍を測れる対応機器と、Google Health アプリを入れたスマホ |
| ファンの推し部屋で見る人 | 推しログのアカウントと自分の推し部屋。機器は要らず、見る側は無料です |
| Discord で見る人 | Discord に入っているだけ。推しログのアカウントも要りません |
Google Health の連携は、Google の確認を受ける前のアプリとして運用しているため、連携できる人数に上限があります(先着 100 人枠)。そのため、いまはクリエイター認証済みでプレミアムの方に絞っています。Discord にだけ出したい場合も、配信する側の条件は同じです。条件を満たしていないと、連携の画面に理由と、クリエイター認証 や プレミアム へのリンクが出ます。認証の手順は ファンの様子を知る方法の記事 にあります。
配信者がやること
- 機器をスマホの Google Health アプリにつなぐFitbit などの対応機器をスマホの Google Health アプリに接続し、アプリで心拍と睡眠のデータが見えることを確かめます。アプリで見えないデータは、推しログにも届きません。
- クリエイター認証とプレミアムを済ませるまだの場合は、先にこの 2 つを済ませます。
- 心拍配信の画面を開く認証済みの活動者は、ダッシュボードの「心拍配信」タブ を開きます。心拍モニターの案内ページ の「心拍を配信する設定」でも、同じ設定ができます。どちらもログインが必要です。
- Google Health と連携する「Google Health で連携する」を押す前に、読み取る内容(心拍数・確定した睡眠・心拍ゾーンの活動量)の説明を読んで、同意のチェックを入れます。Google の画面では、心拍・睡眠・活動の読み取りを許可します。心拍のチェックは必須です。Google の確認前のアプリなので「Google はこのアプリを確認していません」と出ますが、「詳細」→「oshilog.life(安全ではないページ)に移動」で進めます。
- 「今すぐ同期」を押す連携が終わったら「今すぐ同期」で最初の値を取り込みます。この画面を開いて表示している間は、3 分ごとに心拍だけを自動で同期します。
- 公開設定を決める公開設定は最初「非公開」で、誰にも見えません。ファンに見せるときは、推し専用心拍 ID(半角英数字とハイフンで 3〜24 文字。ほかの人が使っている ID は選べません)を入れて、「ID共有」か「全体公開」にします。迷ったら「ID共有」からで大丈夫です。
ファンが見る場所と、Discord への出し方
推し部屋の「心拍モニター」
ファンは、自分の推し部屋のオブジェクト追加メニューから「心拍モニター」を置き、「推しの心拍を見る」を選びます。つながり方は 2 通りです。
- その部屋の推しが、あなたの認証済みチャンネルと同じで、あなたが非公開以外にしているときは、ID を入れなくても自動でつながります。
- チャンネルが違う部屋や、チャンネルを決めていない部屋は、あなたが伝えた推し専用心拍 ID を入力して接続します。
ファンの画面には、心拍数と、最新/○分前時点/同期待ち/配信オフ、あなたの「認証済み」バッジが出ます。あなたがプレミアムの間は、心拍の状態(安静時との差つき)、心拍ゾーン、心拍ゾーンの活動量、昨夜の睡眠も出ます。
Discord に出す
- Discord でウェブフックの URL を用意する出したいチャンネルで Webhook(ウェブフック)を作り、URL をコピーします。https://discord.com/api/webhooks/… で始まる形のものです。
- 通知の送信先に貼って保存する心拍配信の画面の「通知・表示・しきい値」にある Discord 欄の「通知の送信先」に貼り、「通知・しきい値を保存」を押します。
- 常時表示を選ぶ「いまの心拍をチャンネルに常時出す」は標準でオンです。同じ 1 通のメッセージを同期のたびに書き換えるので、連投にはなりません。しきい値の知らせだけでよければオフにします。常時表示を別のチャンネルにしたいときは、「心拍ステータスの送信先」に別の Webhook を貼ります(未設定なら通知と同じチャンネルです)。
- 見え方を確かめる「Discord での見え方」のプレビューで確かめます。見る人には、名前、現在の BPM、更新(最新/○分前時点)、強度が出ます。
Bot を使う方法もあります。Bot を入れたサーバーで /setup を実行すると、「心拍モニター」カテゴリの下に #心拍ステータスと #心拍通知が自動でできて、Webhook を手で貼る必要がなくなります。まだ Discord と結んでいないときは、心拍配信の画面に出る連携コード(英数字 8 文字。30 分で切れて、1 回で使えなくなります)を /setup の code に入れます。結んだあとは、Discord から /pause で非常停止と解除もできます。
Webhook を先に貼った状態で、コードつきの /setup はできません。Bot に切り替えるときは、心拍配信の画面で送信先を外してから /setup してください。
OBS の配信画面には出せますか
心拍だけを OBS のブラウザソースとして出す専用の画面は、いまはありません。OBS 配信連携ガイド の連携で配信画面に出せるのは、推し部屋のコメントとリアクションです。配信を見ている人に心拍を見せるなら、推し部屋の心拍モニターか Discord に出して、概要欄などで案内する形になります。
配信中の使い方と止め方
配信前に公開をオンにして、終わったら「非公開」に戻す使い方ができます。非公開に戻した瞬間から、ファンの部屋では心拍が見えなくなります。通知は、次の設定を自分で選びます。
| 設定 | 内容 | 範囲・補足 |
|---|---|---|
| しきい値 | この心拍以上になったら、高心拍の知らせを送る | 60〜220 BPM。標準は 110 |
| 通知のクールダウン | 同じ知らせを続けて送らない間隔 | 1〜60 分。標準は 5 分 |
| メール | ログイン中のメールアドレスに心拍アラートを送る | オンにしたときだけ送ります |
| おやすみ/おはよう | 睡眠の記録が確定したあとに知らせる | それぞれオン・オフを選べます。Discord にもメールにも送れます |
しきい値の知らせは、新しく取れた値が 15 分以内のものだけで判定します。スマホが同期していなくて古い値のままのときは、同じ高い値で何度も知らせることはありません。
止め方
- 非常停止:心拍配信の画面の「今すぐ非常停止」で、部屋・Discord・メールのすべての行き先が止まります。部屋のオブジェクトは「配信オフ」になります。同じ画面のボタンで解除できます。
- 非公開に戻す:公開設定を「非公開」にします。設定を変えられるのはあなただけです。
- 連携の解除:「連携を解除する」で Google Health との連携が切れます。保存していた心拍・睡眠・活動量の値も削除されます。
見る人が、あなたの配信を止めることはできません。
プライバシーと注意点
- 読み取るのは、心拍数・確定した睡眠のサマリー・心拍ゾーンの活動量です。保存するのは表示に必要な最新の値だけで、新しい値で上書きします。心拍の履歴は保存しません(しきい値の知らせを送った記録は残ります)。
- 公開設定は「非公開」が標準です。「ID共有」「全体公開」にしている間は、ファンの部屋に心拍が出ます。配信が終わったら「非公開」に戻す習慣をつけると安心です。
- 表示は目安で、医療や診断のためのものではありません。心拍のデータを、広告や与信の判断に使うこともありません。
- 連携コードは、Discord を結ぶときに使う 8 文字のコードです。配信画面や画面共有に映さないでください。Discord の Webhook の URL も、知っている人がそのチャンネルに投稿できてしまうので、同じように映さないでください。
- おやすみ/おはようの知らせは、睡眠の記録が確定したあとに送られます。生活のリズムが Discord の参加者に伝わるので、必要なときだけオンにしてください。
取り扱いの詳細は、プライバシーポリシーの「心拍モニター(Google Health)で扱うデータ」 にあります。
つまずきやすいところ
連携できないと出るとき: クリエイター認証とプレミアムの両方が必要です。足りないほうの案内とリンクが画面に出ます。条件を満たしているのに「現在、Google Health連携を利用できません」と出たときは、時間をおいてもう一度お試しください。
「心拍数の読み取りが許可されていません」と出るとき: Google の許可画面で心拍のチェックが外れています。心拍をオンにして、もう一度連携してください。睡眠や活動のチェックだけを外した場合は連携できますが、その項目は表示されません。
ずっと「同期待ち」「○分前時点」のままのとき: スマホの Google Health アプリが同期していません。電池の最適化や Bluetooth がオフだと、アプリを開くまで同期されないことがあります。アプリを開くと確実です。サーバーからスマホを起こす手段はありません。
ファンの部屋に出ないとき: 公開設定が「非公開」のまま、または非常停止中ではありませんか。部屋の推しのチャンネルがあなたの認証済みチャンネルと違うときは、ファンに推し専用心拍 ID を入力してもらいます。
Discord に出ないとき: Webhook の URL が https://discord.com/api/webhooks/ で始まる形か確認し、「通知・しきい値を保存」を押したかも確かめます。しきい値の知らせと、いまの心拍の常時表示は別のスイッチです。
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