YouTube のチャプター(目次)が出る条件と、概要欄への書き方
概要欄に時刻と見出しを並べたのに、チャプターにならない。配信者も、切り抜きを作る人も、動画の目次を整えたいファンも、一度は経験する悩みです。チャプターが出るかどうかは、いくつかの決まりを満たしているかで決まります。この記事では、YouTube ヘルプに書かれている条件、概要欄への書き方、ライブ配信のアーカイブでの付け方、出ないときの見直しの順番を整理します。
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チャプターになる 4 つの条件
チャプターは、動画の再生バーを区切って、場面ごとに見出しを付ける機能です。視聴者は再生バーの区切りや、概要欄の一覧から、見たい場面へ飛べます。作り手が手動で付けるときの条件は、YouTube ヘルプの「動画チャプター」に次のとおり書かれています。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 先頭 | リストの最初のタイムスタンプは 00:00 で始める |
| 数 | 3 つ以上のタイムスタンプを書く |
| 順番 | 時刻は昇順(前から順に、小さい順)に並べる |
| 長さ | チャプター 1 つの最短の長さは 10 秒 |
1 つでも欠けるとチャプターとして扱われず、ただの文字として表示されることがあります。3 つ目の条件の「昇順」は、時刻を書き間違えて前後が入れ替わったときに起きやすい失敗です。
「10 秒」は、隣り合う時刻の間隔が 10 秒以上ということです。0:00 の次に 0:05 を書くと、最初のチャプターが 5 秒しかなく、条件を外れます。
時刻の書式と、行の書き方
時刻は「分:秒」か「時:分:秒」で書きます。1 時間に満たない動画は 5:30、1 時間を超える動画は 1:05:30 のように書くのが一般的です。1 行に 1 つ、行の頭に時刻、半角スペースを空けて見出し、という形にそろえておくと迷いません。YouTube ヘルプは時刻の細かい書式(ゼロを埋めるか、区切りは何か)までは決めていないので、ここは読みやすさで選んで大丈夫です。
| 書き方 | 見え方 | 判定 |
|---|---|---|
| 0:00 はじまり | 先頭が 0:00、行頭に時刻、半角スペース、見出し | よい |
| 12:34 質問コーナー | 分:秒で書いた途中の時刻 | よい |
| 1:05:30 エンディング | 1 時間を超える時刻は 時:分:秒 | よい |
| はじまり 0:00 | 時刻が行の後ろにある | 避ける(時刻は行頭に置く) |
見出しは短く、場面の内容が一目で分かる言葉にします。「雑談」より「新しいゲームの感想」のように、視聴者が飛びたくなる言い方のほうが使われます。
概要欄に書く手順
- 動画を見ながら、場面の時刻を控える話題が変わる所、コーナーが始まる所の時刻をメモします。動画を再生して、再生バーの表示を見ながら控えるのがいちばん確実です。
- YouTube Studio で動画の詳細を開くYouTube Studio を開き、対象の動画の詳細画面に入ります。
- 概要欄に一覧を書く先頭の 0:00 から順に、「時刻 見出し」を 1 行ずつ書きます。上の 4 つの条件を、書き終えたあとに見直します。
- 保存して、動画のページで確かめる保存したら動画のページを開き、再生バーに区切りが出ているか、概要欄の一覧から飛べるかを確かめます。反映に少し時間がかかることがあるので、出ないときは時間を置いて見直してください。
視聴者側の見え方は、YouTube ヘルプの「チャプター、シーク機能を使う」に説明があります。チャプターは再生バーに縦線として出て、概要欄の下のほうにも一覧として並びます。
自動チャプターとの関係
YouTube には、動画の内容から自動でチャプターを作る機能もあります。YouTube Studio の動画の詳細にある自動チャプターの項目(英語の画面では「Allow automatic chapters」)がオンだと、条件を満たす動画に付くことがあります。ヘルプによると、新しくアップロードする動画では、この項目は既定でオンです。
- 自動は全部の動画に付くわけではありません。すべての動画が対象ではなく、対象でも付かないことがあります。違反警告(ストライク)があるチャンネルや、一部の視聴者に不適切になり得る内容の動画では使えません。
- 手動で書くと自動は無効になります。概要欄にタイムスタンプを書いて保存すると、その動画は自動ではなく、書いたチャプターに切り替わります。自動のほうが気に入っていたなら、手動の一覧は書かずに置いておきます。
- 自動の見出しを自分で整えたいときは、手動で書きます。自動で出た区切りの位置が合わない、見出しの言葉を揃えたい、というときは、自分で一覧を書いたほうが思いどおりになります。
手動の条件を満たしているのにチャプターが出ないときは、まず上の 4 つの条件を見直します。それでも出ないときは、チャンネルの状態など、動画の外側に理由があるかもしれません。
ライブ配信のアーカイブに付けるとき
配信が終わったあと、アーカイブは通常の動画としてチャンネルに残ります。YouTube ヘルプの「ライブ配信について」も、ハイライトや再生は動画としてチャンネルに表示されると説明しています。ライブ配信のアーカイブだけに別のチャプターの条件があるとは、公式ヘルプには書かれていません。通常の動画と同じ手順と条件で、概要欄に書いて試すのが基本です。
- 時刻はアーカイブを再生して確かめます。配信中に話した時刻と、アーカイブの再生バーの時刻はずれることがあります。配信中に控えたメモは目安にして、最後はアーカイブを見て合わせます。
- 動画を編集したら、時刻を書き直します。冒頭のカットや途中の削除をすると、それ以降の時刻が前にずれます。編集のあとに一覧を書くか、書いてあるなら全部見直します。
- 0:00 の見出しも忘れずに。配信の待機や始まりの挨拶の場面も 1 つのチャプターです。0:00 の行が無いと、先頭の条件を外れます。
- 長い配信ほど、見出しの粒度をそろえます。細かい出来事を全部並べるより、話題ごとにまとめたほうが、視聴者が探しやすくなります。個数に決まりはありません。
出ないときの見直しと、よくある失敗
| よくある失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 先頭が 0:00 ではない(0:05 や 1:00 から始めた) | チャプターにならない | 先頭に「0:00 はじまり」の行を足す |
| 時刻が 2 つ以下 | チャプターにならない | 場面を 3 つ以上に分ける。足りなければ「エンディング」なども足す |
| 隣の時刻との間隔が 10 秒未満 | チャプターにならない | 近い 2 つを 1 つにまとめるか、時刻を離す |
| 時刻の順番が入れ替わっている | チャプターにならない | 小さい順に並べ直す |
| 動画を編集して、時刻がずれた | 違う場面に飛ぶ | 編集後の動画で、時刻を取り直す |
| 手動を書いたのに、自動チャプターを期待した | 自動は無効になる | どちらを使うか決める。自動を使うなら手動の一覧は消す |
見直しは、次の順番が早いです。
- 先頭の行を見る0:00 から始まっているか。ここが外れている例がいちばん多い失敗です。
- 個数と間隔を数える3 つ以上あるか。隣の時刻との差が 10 秒以上あるか。
- 上から順に、大きくなっているか確かめる途中で小さい時刻に戻る行がないか。
- 動画の外側を見る保存したあとの反映待ち、自動チャプターの設定、チャンネルの状態(違反警告など)。ヘルプには、違反警告があるチャンネルや一部の視聴者に不適切な内容の動画では、チャプターが使えないと書かれています。
YouTube の画面や条件は変わることがあります。うまくいかないときは、公式の「動画チャプター」の最新の説明も見てください。
推しログで目次を作ると
推しログの推し部屋では、動画を見ながら「今の場面を目次に」を押すと、その時刻が目次の行として溜まります。見出しは書き足せて、「1 秒戻す」のような微調整もできます。YouTube のチャプターの決まりに合わない所は、先頭が 0:00 でない・3 つに満たない・10 秒より近い、の 3 つの警告で教えてくれます。警告が出てもコピーは止まりません。
コピーするときは「概要欄」「コメント」「X」から出力の形を選びます。概要欄とコメントは時刻順に並べ替え、1 時間未満の動画は 5:30、1 時間以上は 1:05:30 の形にそろえます。X は題名・先頭の 3 つ・動画のリンクの形です。目次の行以外のメモは、コピーに入りません。
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コメント欄のタイムスタンプとの違い
時刻は、コメント欄にも書けます。コメントに「12:34」のような時刻を書くと、多くの場合、押すとその場面に飛べるリンクとして表示されます。視聴者が「ここが好き」と共有する使い方で、よく見られます。ただし、チャプターとは別のものです。
チャプターを付けられるのは、公式の手順では概要欄に書ける投稿者です。投稿者でなくても、目次案をコメントに書いて、投稿者が概要欄に取り込む、という使い方はできます。1 つの場面だけを人に見せたいなら、動画の共有画面で開始位置の時刻を指定してリンクをコピーする方法もあります(YouTube ヘルプの「動画の共有」)。